2025年11月14日(金)【日榮新化㈱三重工場見学】
日榮新化株式会社三重工場を見学して
東海北陸シーリング印刷協同組合 技術委員長 高橋太一
・はじめに
令和7年11月14日(晴天)気温13℃
10時20分JR名古屋駅集合に合わせて組合員(10社15名)が揃い、貸し切りバスチームと、自家用車チームに分かれ三重県伊賀市にある日榮新化株式会社へ向け出発しました。
車中なごやかに会談され、バスは東名阪から名阪国道へ進み、途中名阪茶屋で昼食をとってから(自家用車組の4名も合流)約2時間ほどで到着しました。
・日榮新化株式会社様を見学
日榮新化株式会社様は資本金3000万円、1967年設立、大阪本社を含む国内6事業拠点、海外4事業拠点があり、製造工場は三重工場を含む4拠点あります。
特に三重工場は原材料の受入検査から製造・加工、製品検査、出荷まで一元管理されているマザー工場としての役割を担っています。設立は1991年、敷地約10000坪、社員120名、塗工機9台、スリッター17台、クリーンルームにも対応されています。また資源循環プロジェクトのリサイクル拠点として、2024年に三重RP工場を竣工、マテリアルリサイクルの稼働を開始されました。
当組合の永瀬理事長の挨拶のあと、日榮新化株式会社 清水寛三社長よりご挨拶いただきました。現在に至るまでの歴史や、売上の8割が顧客ごとにカスタムメイドされた特殊品を扱われているなどの興味深いお話をいただきました。
営業の方に工場の工程や資源循環プロジェクトの説明をしていただいた後、2班に分かれて見学させていただきました。塗工機のしくみも実際にみてとても勉強になりました。RP工場では完全リサイクルを目指して取り組まれている説明がとても分かりやすく、売り手である我々ももっと積極的にアプローチをする必要があると痛感しました。
見学の後、組合員からさまざまな質疑応答があり丁寧に対応していただきました。
最後にRP工場の前で記念撮影を行いました。
・最後に
今回の工場見学で思ったことは、剝離紙の水平リサイクルは近い将来シールに携わる以上、必要不可欠になってくるだろうと思いました。リサイクルによって固形燃料などになるのではなく、剝離紙がまた剥離紙に戻るという循環型に大きな意味があるのだと思います。日榮様、我々シール印刷、そしてユーザー様が皆同じ認識、理解することが重要で、我々がうまく伝え広げていく必要があるとおもいました。




