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■経済活動、社会生活に欠かせない「シール・ラベル」

 シール・ラベルは経済活動、社会生活の中で広く使用されています。日頃、目にする「食料・嗜好品」「化粧品・トイレタリー」「薬品・医療用品」などの容器・パッケージにシール・ラベルが貼られています。また、工業製品の目には見えない部分で、シール・ラベルは部品として使用されています。
 このようにシール・ラベルは経済活動、社会生活に欠かせない存在であり、経済活動を円滑にしたり、社会生活を豊かにするという重要な役割を果たしています。

■セパレータや抜きカスを“ゴミ”から“資源”へ

 シール・ラベルの重要性・利便性が製造業や流通業に広く認知され、また応用範囲の拡大にともなって、シール・ラベルの素材である「粘着紙(タック紙)」の生産量は拡大基調にあります。

 現在、粘着紙の生産量は約6,000〜7,000万平方メートル/月です。しかし、シール・ラベルの印刷・加工工程で発生するセパレータ(剥離紙)や抜きカスは、これまで産業廃棄物として焼却処分、あるいは埋立処分されていました。いわゆる“ゴミ”と同じだったのです。

 地球環境保全、循環型社会の形成、自然と経済成長との調和が説かれている時、産業廃棄物、ゴミの減量化は各企業の責務となっています。そこで私たちはセパレータや抜きカスのサーマルリサイクル(以下・リサイクル)に取り組むことにしました。具体的に言うとセパレータや抜きカスをRPF(Refuse Paper&Plastic Fuel/産業系古紙類と廃プラスチックを原料とした高いカロリーの固形燃料)にするのです。セパレータや抜きカスをリサイクルすれば、それはゴミではなく“資源”となります。産業廃棄物、ゴミの減量化につながることは言うまでもありません。


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